団体名:NPO法人ホームホスピス秋田(事務局 小野 忍さん)

 NPO法人ホームホスピス秋田は2014年に法人化、2015年に秋田県内初のホームホスピスの活動を始めました。「住み慣れた地域で最後まで自分らしく暮らしたい」という願いを支えるため、秋田市内で活動を展開しています。
 秋田市手形にある「くららの家」は、障がいのある方、病気を抱えた方、認知症の方、がんの末期の方など6名ぐらいでともに暮らし、ヘルパーさんが24時間常駐して生活を支えています。「自分の家ではないもうひとつの我が家」で住まいを共にし、入居者それぞれのかかりつけの医師や訪問看護師などが訪問し、医療と介護が連携して、ご本人とご家族が望む生き方、暮らし方ができるように看取りまで支えます。2021年5月には秋田市土崎にもオープンしました。こちらも秋田市手形と同様に民家をリフォームしたかったのですが、条件等が合わず、新築の建屋となりました。
 2つのホームホスピスを運営する以外、次の2つの事業を行っています。1つ目の「暮らしの保健室」は秋田市中通にあるクロッセ秋田の2階にあり、生活や健康に関する相談窓口や、介護予防等の講座、居場所の提供等を行っています。対応はボランティアスタッフとして、退職した保健師・看護師・介護士等が中心となって持ち回りで対応、訪れる人は無料で相談等の利用ができます。ここでは、高齢者だけが対象でなく、どなたでも予約不要で相談が出来ます。
 もうひとつの事業である「かかりつけ保健師」は、介護制度を利用するまでも無い方を対象とした、健康の伴走者としての支援活動です。専属の保健師が自宅を訪問し、健康管理・相談、話し相手、栄養指導などのほか、通院などの外出に付き添いも行い、ご家族の同意を頂ける場合はお医者さんの説明等を家族に代わって聞き、お伝え・報告するものです。
 「体の苦痛だけでなく心の苦痛を取り除くケア」を目指し、今後とも「くららの家」を始めとしたホームホスピスを中心に、地域のひとり一人が大切にされ、安心して暮らしていけるまちを実現するための活動をしていきたいと小野さんは話してくれました。
 

くららの家 手形山 

くららの家 手形山

くららの家 土崎(リビング)

くららの家 土崎(リビング)

暮らしの保健室

暮らしの保健室

暮らしの保健室入り口

暮らしの保健室入り口