団体名:NPO法人住まい安心サポート秋田(理事長 佐々木義文さん)

SA2メンバーのみなさん 

SA2メンバーのみなさん

「市民活動フェスタ2021」PR、相談ブース出展の様子 

「市民活動フェスタ2021」PR、相談ブース出展の様子

 

 空き家は所有者個人の問題と思われがちですが、管理が行き届かない状態が長期間続くと、家の損壊による近隣への影響や地域の治安悪化などが懸念されます。
 NPO法人住まい安心サポート秋田(以下:SA2)理事長の佐々木さんは、平成27年に空き家・空き店舗が増えている現状をなんとかしなくてはいけないと司法書士や一級建築士、町内会長、郵便局長など多様なメンバーと共に団体を立ち上げました。空き家の利活用の提案やマッチング支援のほか、空き家の相続、税金、公的支援制度等の相談に対応しています。また空き家に新たに住む人を地域の町内会長に紹介するなど、みんなが安心して暮らせるまちづくりを目指して活動を続けています。
 
【空き家を作らせない】
 「空き家対策の一番は、空き家にさせないこと。空き家になってからでは、なかなか解決できないので、事前に家族で話し合ってほしい。空き家が増え続けると地域の活力が低下し、コミュニティが維持できなくなる」と佐々木さんは警鐘を鳴らします。
一方で、SA2には、空き家の所有者より空き家を活用したいという人からの相談が多く寄せられています。「古民家のシェアハウスや他業種とのシェアオフィスなど、視点を変えることで空き家は様々なニーズに対応できる。若者のフレキシブルな発想が非常におもしろい」と若者の固定概念にとらわれない用途に、佐々木さんは希望を感じています。

【住民主導によるまちづくり】
 SA2では、建物の外部などの定期的な点検の請負や、市民から居住地域周辺の空き家などに関する情報を提供してもらう『住まい安心見守り隊』の運営なども行っています。「地域のことは地域住民がやる。それを行政が支援する」という住民主導のまちづくりが望ましいと考え、そのためには地域の行事や地域活動に参画するなど、市民活動に関わる人が増えることを期待しています。

この記事は情報誌「かだれ(令和3年11月号)」からの転載記事です。