公開日 2014年08月16日
成26年7月25日(金)、仙北市立角館樺細工伝承館を会場に、秋田県南部男女共同参画センター主催「地域サポーター養成講座」が開催されました。
演題は「防災・復興に女性の力を ~東日本大震災 被災者支援に取り組んで~」、講師は特定非営利活動法人イコールネット仙台 代表理事である宗片恵美子さんを仙台からお迎えました。
講演では、大震災発生前から宮城県沖地震発生を見越し、仙台市内の女性1100人を対象に「災害時における女性のニーズ調査」を実施し、阪神淡路大震災で女性達が抱えた困難を踏まえた提言をおこなったこと、そして大震災発生に際して、避難所・仮設住宅の訪問から女性の現状把握に努め、「洗濯代行ボランティア」や「被災女性のための語り合いサロン」などに取り組んできた様子の紹介がありました。また、平成23年には宮城県内の女性3000人を対象とした「東日本大震災に伴う『震災と女性』に関する調査」を実施し、「男女共同参画の視点からみる防災・災害復興対策に関する提言」をまとめたこと、さらには平成25年に、聞き取り集「40人の女性たちが語る東日本大震災」を発行、同年から「女性のための防災リーダー」の育成をスタート、ネットワークの発足といった取り組みが紹介されました。
今回の講座を通じて、被災地・避難所で直面した問題や、その解決に女性の視点を取り入れた効果といった生の事例を知ることができました。
なお、この講演シリーズは県南地区を会場に、あと2回の開催を予定しており、秋の開催を目指して調整中です。今回は日程が合わず聞き逃した方やこの報告で興味が湧いた方は、次回ぜひご参加をご検討ください。開催決定の詳細は、
http://www.akita-south-jender.org/news/2015/03/31000000.html にてお知らせ致します。