NPO秋田千秋はすの会
団体名:NPO秋田千秋はすの会 (代表 鈴木 美保子さん)
ガイドと散策の様子 |
象鼻杯の体験 |
ハスの葉茶のふるまい |
NPO秋田千秋はすの会は、代表の鈴木美保子さんが、2011年に「千秋公園で見事に咲くハスを活用できないか」という声に応える形で発足・活動を始めました。
鈴木さんは千秋公園のハスについて、花が咲き終わった後は処分されるだけと知り、非常にもったいないと感じました。また、それまで「工房ぬくもり」として自然の素材を生かした作品づくりの経験から、ハスから作られる工芸品などをもっと活用できないか、さらには広小路の活性化に繋げられないかとも考えました。
会の主な活動は千秋公園で行う体験型のイベント「蓮フェスタ」、一般の方を対象としたハスの植え方・育て方講座、地元である明徳館小学校での授業への協力、活動の様子やハスを利用した作品などを取り揃えた秋田県生涯学習センターでの展示会などです。蓮フェスタは「ハスをまるごと楽しむ」をキャッチフレーズに、千秋公園内のハスを愛でる散策、秋田市公園課職員による外堀の水質に関するお話などのほか、ハスの葉と茎をストローのように通して飲み物をいただく「象鼻杯(ぞうびはい)」は毎年欠かせないものとなっています。
「ハスは花の美しさだけでなく、地下茎のレンコンは食用に、葉や開花直前の雄しべからはお茶を淹れられる、茎からは糸として、葉や花托からは染色の素材にと、捨てるところが無いのも魅力です」と鈴木さんは話します。
今後も多くの人にハスについて知ってもらいので、特に次世代に繋がるよう若い世代や親子を対象にした活動に力を入れるなどの工夫をしながら会を続けていきたいと語ってくれました。