特定非営利活動法人 あきた元気ムラGBビジネス
団体名:特定非営利活動法人 あきた元気ムラGBビジネス(事務局長:石郷岡 美妃さん)
選別の様子 |
店頭にはこのように並びます |
加工商品 |
山菜の袋詰や規格を記したガイドブック |
あきた元気ムラGBビジネスは、秋田県内の地域に住むGB(じっちゃん・ばっちゃん)が行う地域の資源を生かしたコミュニティビジネスの支援を行う団体です。平成29年に秋田県から事業を引き継ぐ形で法人化し、県内各地域と連携しながら活動しています。
同団体では、県内14地域と販売者の間での受注・発送の調整や、取引先との対応する業務を主に担っています。取り扱い品の主流である春の山菜は3月から7月にかけてピークを迎え、秋田県は県南から県北にかけて順を追って出荷できるため、安定した供給ができると石郷岡さんは語ります。生の山菜だけでなく塩漬けやパックにした加工品、地域に伝わる菓子なども取り扱っています。
出荷先は首都圏だけでなく、県内にも流通があり、首都圏が7割、県内が3割程度となっています。また、規格外となってしまった収穫物を別の地域で加工し新たな商品とする地域間の連携、山菜の採取や野焼きなどの作業の手伝いを別の地域へ呼びかけることも行っています。その他、秋田県立大学内にはGBビジネスサークルがあり、サークルに参加している大学生ボランティアとの連絡と調整も行います。参加地域からは、他地域との連携時の交流が楽しい、大学生ボランティアが訪れるのは若い人が地域に来る貴重な機会だと喜びの声が寄せられるそうです。
参加する方々の多くは現役を退いた一般の方で、普段は町内会などの活動をしており、農業を営んでる方は限られているそうです。今後は高齢化が進み、出来ることが限られてきたとしても、地域間のつながりを大事にした活動を目指していきたいと話してくれました。