NPO団体 はにかむ
団体名:NPO団体 はにかむ 代表 佐藤 存(たもつ)さん
団体の紹介とこれまでの事業 |
地域防災リーダー入門講座 |
かたがみこども夏祭り |
いぃ~スポーツ大会 |
「NPO団体 はにかむ」は、代表の佐藤さんが、秋田市追分にある学習塾を夫婦で運営する傍ら、潟上市に家庭教育支援チームを設立することを目指して、2020年3月から活動を開始した団体です。家庭教育支援チームとは子育てやその家庭を地域の子育て経験者や教育OBなどがサポートするもので、文部科学省が活動を推進しています。その対象の中には困難を抱える家庭も含まれており、佐藤さんはさらに、「子どもに限らず社会的弱者も対象として取りこぼさないようにしたい」と考えています。
はにかむという名前は、佐藤さんが以前北海道をバイクで旅行しライダーハウスに宿泊した際、このようなものを秋田にもつくりたいと思い描き、「ハニカム構造(※1)のように、人の繋がりが強固であること」、「はにかむ=スマイル」、「ハチの巣を家庭や居場所と見立てる」という3つの意味を込め準備していたものです。それらの意味は家庭教育支援チームにも通じるものがあると考え、団体の名前としました。
2021年10月には秋田県男女共同参画センターとの共催で「地域防災リーダー入門講座」を開催し、防災ワークショップや避難所運営ゲームの体験を行いました。2022年は県の関係人口会議の事業にも選ばれ、潟子連と共催して「かたがみ子ども夏祭り」や、天王南中学校を開場にe-sports、ペタンク等のユニバーサルスポーツで多世代が交流する「いぃ~スポーツ大会」を実施。団体のメンバーは議員、教育委員、児童民生委員、PTA経験者、
教育関係者、社会福祉士、海外生活経験者など多岐にわたり、それぞれの強みやつながりを生かして事業を行っています。
「事業を通じて自分たちがどんな団体か知ってもらうことで敷居を下げ、子どもたちを始めとした地域の人たちが相談などを寄せやすいようにしたい、地域の組織や個人を繋げていきたい」と、代表の佐藤さんは話してくれました。
※1 正六角形および正六角形柱が隙間なく並んだ構造のこと 強度を損なわず材料を減らせることができる