横手市共助組織連合会
団体名:横手市共助組織連合会(会長:佐藤克男さん)
雪下ろし |
県道・河川の草刈り |
自家用有償旅客運送 |
情報交換 |
全国でも有数の豪雪地帯である横手市で、2012年に住民有志によって「雪下ろし」「雪よせ」等のサービスを支え合い・助け合い価格で提供する「共助組織」が4団体設立されました。2015年には横手市共助組織連合会としてネットワーク化され、現在12団体が参加しています。
地域の高齢者世帯からは「地域に共助組織があることで、この地で暮し続けられる安心感がある」と言った声があり、実働を担う構成メンバーからも、「地域の課題を自分事として捉えるようになった」との前向きな声が聞かれ、地域に良い循環が生まれました。高齢者世帯の雪下ろしや除排雪支援などの成功体験の積み重ねは、その後移動支援や買い物支援など、地域内の様々な取組みにつながりました。
連合会では定期的に集まり、情報交換が行われていますが、今年も6月15日に横手市役所や横手市社会福祉協議会を交えての情報交換会が開催されました。今回は雪に関する課題の他、団体の活動資金調達や他団体との連携、地域の買い物や通院に関することなど、今後地域において重要となってくると思われる課題について、多種多様な情報交換が行われました。
人口減少や少子高齢化が叫ばれる昨今、災害等への共助による備えもますます重要視されており、住民組織が主体となった地域課題解決も豪雪地域のみならず、全国的な動きとなってきています。「活動を持続可能な取り組みとするためにこれからもネットワークによる情報交換を続けていきたい」と佐藤会長。会員団体の今後の活動にも期待が集まります。
(受賞歴)
第7回地域再生大賞 北海道・東北ブロック賞