鳥海山にブナを植える会
団体名:鳥海山にブナを植える会(会長 須田 和夫さん)
毎年10月に行なう植樹祭開会式の様子 |
会員が育てたブナの苗 |
1本1本丁寧に植えていきます |
植樹を行っている時の会場全体の様子 |
鳥海山にブナを植える会は、1994年7月31日に設立された、鳥海山のブナの森の再生を目指して活動する団体です。100年先を見据えて、ブナの植樹を行っています。
会の成り立ちは、後に会の副会長となる佐藤文夫さんが、明治以降に伐採によって失われた鳥海山のブナを復活させ、かつての姿と自然のダムとも呼ばれる保水機能などを取り戻さなければと考え、その活動をする団体を設立すべく動き始めます。須田さんはその思いに共感し、佐藤さんを支える形で会長となりました。会員が最も多いときは700人を超えることもあり、当時はうち4割以上が県外在住、現在でも約3割が県外の会員です。
毎年4月から9月かけて、ブナの苗を育てたり、植えたブナの下刈りや追肥を行ったりしています。植樹は10月に実施しますが、これまでの経験などから苗木の根が休眠する時期に植えることで枯れにくくなることがわかり、できればもうすこし後の寒い時期にしたいと考えています。
また、地元の小中学校や企業とのつながりもあり、学校には環境学習の授業に出向いての協力、企業からはボランティアの参加があります。
「令和6年9月7日(土)に、30周年記念式典を予定しています。式典では記念講演・写真展を実施する見通しです。鳥海山の自然と、この活動を若い世代に繋げていきたい」と会長の須田さんは話してくれました。
鳥海山にブナを植える会(団体情報ページ)
https://www.akita-kenmin.jp/docs/2013011801021/