株式会社サンエスコミュニティ
団体名:株式会社サンエスコミュニティ (代表取締役 佐藤貴俊さん)
ボッチャ交流大会の様子① |
ボッチャ交流大会の様子② |
パラリンピックでの日本選手の活躍などにより、ボッチャの知名度も高まっています。秋田県生涯学習センター(以下:センター)では「みんなが気軽にボッチャを楽しめる場所がほしい」との市民の声を受け、昨年センター内にボッチャを楽しめる常設スペースを設けました。同12月には、株式会社サンエスコミュニティ 代表取締役の佐藤さんが中心となり、県内の中小企業に協力を呼びかけて協賛を募り、センターと協働で『ボッチャ交流大会』が開催されました。
【ふれあう機会をつくる】
大会はコロナ禍のため、試合以外の選手は別室でZOOM(リモート)にて観戦するなどの感染防止対策をしながらの開催でしたが、支援学校のチームや若者層のボッチャクラブチームなど、6チーム42名の参加がありました。障がい者が活動できる場は少ないため、参加したお子さんのご両親からは、大会で子どもの一生懸命な姿が見られたことに、感謝の声が寄せられました。代表の佐藤さんは、「このような活動を通じて、障がいのある人とふれあい、社員や子どもたちの教育の機会にしたい。もっと一般の人にも興味を持ってもらいたい」と大会を継続的に開催することを念頭に、協賛してくれる企業と団体設立の準備を進めています。
【共生社会の実現】
「ボッチャは、障がいの有る無しや年齢、性別を問わずにみんなが楽しめる。勝利や目的に向かって、チームワークを発揮することは、社会の在り方と同じ」と代表の佐藤さんは、ボッチャに共生社会実現の思いを託します。
今後は、車いすに乗って街のバリア&バリアフリーを学ぶ体験型ワークショップ『みんなでつくるバリアフリーマップ』も計画しており、このような取り組みを積み重ねることですべての人が暮らしやすい社会をみんなで作っていきたいと考えています。
この記事は情報誌「かだれ」 Vol.45(令和3年9月号)で掲載したものです。