おさがりを繋ぐ会
団体名:おさがりを繋ぐ会 代表 泉田 聖子さん
潟上市市民センター「かたりあん」での交換会の様子 |
倉庫内に積まれた衣類の数々 |
交換会のチラシ |
倉庫のある二田駅(男鹿線)前のビル入り口 |
おさがりを繋ぐ会は、2023年1月30日に活動を始めた、潟上市を拠点に幼児服の交換を中心に行っている団体です。「子どもをもつママさんの、みんなで使えるクローゼット」というコンセプトをもっています。こども園に併設される支援センターなどで開催されていた古着の交換会が、コロナ禍以降は開催されなくなったことが活動開始のきっかけです。同年2月26日に第1回目の交換会「おさつなミーティング」を開催しました。
世間ではSDGsが意識される中、代表の泉田さん自身や知り合いのお母さん達は、「まだ着られる子供服の行き場が無くなり、処分するのはもったいない」と考えていました。子供の服は成長によって1年でサイズが合わず着られなくなり、そのままでは処分するしかなくなってしまいます。また、保育園では特にコロナ禍以降、着替えを3セット常備することや、お昼寝用の子供用布団の持ち込みなどが求められるようになり、保護者の負担が大きくなりました。
活動を始めた当初は、幼児服の保管スペースや分別の手間を軽減するため、80サイズから身長140cmまでの幼児服に限定していましたが、現在は徐々に受け入れの幅を広げています。今後は裁縫道具や習字セットなども扱っていきたいと考えています。
泉田さんは「子どもの服は親が選ぶ機会が多いですが、交換会で子ども自身が好きな服を選び、喜んで着てくれている姿を見られることが嬉しい」といいます。また、幼児服以外の持ち込みの相談があった際には、制服はおさがり広場(五城目町)へ、大人の服は秋田育さぽドリームエンジェル(秋田市)へ繋ぐなど、他団体との連携も行っています。
今後の課題として、幼児服などを保管する倉庫の管理費やスタッフの人件費などの活動費を確保して、安定した活動に繋げたいと泉田さんは話してくれました。
インスタグラム
https://www.instagram.com/osatuna_katagami/