NPO法人秋田パドラーズ

団体名:NPO法人秋田パドラーズ(理事長 後藤 博行さん、専務理事 羽生 喜一さん、理事 中村 昭三さん)

クリーンアップの様子

カヌーの乗り方を説明

千秋公園でカヌーイング

雄物川でカヌーイング

 NPO法人秋田パドラーズは、2003年8月に法人化した、カヌーイングと河川のクリーンアップを活動の軸としている団体です。
法人化の前はカヌーイングで自然体験を楽しむ団体でした。しかし、カヌーに乗った際に川から見た陸地、川沿いに堆積するゴミが気になるようになってきました。そこでクリーンアップ等の活動に、より力を入れるため法人化しました。
 同法人では「ゴミを拾う人はゴミを捨てない」という基本理念を持っており、ゴミ拾いを通じてポイ捨てしない意識を広めようとしています。多くの人にクリーンアップに参加してもらうことで理解を広め、きれいな川となることを目指しています。また、クリーンアップにカヌーを取り入れることもあり、中洲に上陸してゴミ拾いをすることもあります。
2011年3月11日の東日本大震災では、発生から2週間後に会員の中で繋がりのある宮城県気仙沼および陸前高田市に向かいました。2023年7月の秋田県豪雨災害では、その時の恩返しとばかりに、気仙沼市から物資の支援やボランティアが駆けつけてくれました。
今後の課題は、会員の高齢化と企業の定年が上がったことによる退職世代獲得の難しさがあるといいます。また、2023年の異常な夏の暑さは、イベントの開催の基準や熱中症対策を見直さなければならないと考えさせられるものでした。理事長の後藤さんは「川は上流から下流まで繋がっている。下流に流れ着いたゴミはその過程のどこかで捨てられたもの。今後は川の上流から下流まで市町村などを巻き込んだイベントを開催したいと考えています」と話してくれました。


NPO法人秋田パドラーズ
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