フリースクール・フレスク

団体名:フリースクール・フレスク 代表: 澤田 敦子さん

ランチタイム(カナッペトースト作り)の様子1

ランチタイム(カナッペトースト作り)の様子2

能代市にあるフリースクール・フレスクは、子どもたちの心の支えとなる場所として 2018年に設立しました。代表の澤田さんは司会業を本職としていますが、メンタル心理カウンセラーやひきこもり支援相談士、病児病後保育サポーターの資格を取得し、スクールの運営を行っています。

フレスクは、「一人にしない・全員でコミュニケーション」をモットーに、子どもたちが取り残されることなく、みんなが主役であり、自分に合った学びをすることを目指しています。学習支援をメインに、小学生から高校生までの子どもたちを対象としています。また、能代市教育委員会とも連携しており、利用日は出席扱いとして認められます。

フリースクールを始めたきっかけは、不登校になる子、イジメにあう子、イジメてしまう子、それぞれに複雑な事情があると分かったことからでした。どの子も寄り添うことで笑顔を取り戻せたことから、支援の場を作りたいと考えました。また、自らの子もいじめを体験し、その経験が少しでも役に立てばと思ったこともきっかけの一つであったといいます。

現在は能代市落合にある自宅を開放して運営しています。月曜日から金曜日までの午前10 時から午後 3 時まで、1日だけのリフレッシュ利用も可能であり、利用料は 1 日 1,500 円(昼食込み)で、上限は月に 25,000 円です。

一日の流れは、あいさつや昨日の晩ごはんの話から始まり、勉強時間や昼食を挟み、午後にはコミュニケーションスキルアップなどが行われます。また、月に一度はパーティが行われます。保護者からは、子どもたちが食事をとるようになり、朝起きることができるようになったり、自発的に話すようになったりするなど、成長を感じる声が寄せられています。

フレスクでは、子どもたちだけでなく保護者の支援も行っており、親子間のコミュニケーション不足や大人自身の課題解決力向上のサポートも行っています。今春には通信制高校の子どもたちの居場所としての提供、そして将来的には不登校支援ボランティア講座の開催を行うことを目指しています。
代表の澤田さんは、子どもたちにとっては第二のお母さんや親友であり、保護者にとっては頼りになる存在として信頼されています。今後の安定した運営のためにも食材の寄付や支援が何より必要と話していました。

「今は選択の自由がある。フレスクにいても堂々としよう、と子ども達に伝えたい」と話す澤田さん。子ども達が自分らしく生きられるように日々活動しています。

フリースクール・フレスク
〒016-0014 秋田県能代市落合下大野1−35
電話 0185-88-8400(担当者直通:090-9032-8206)

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