まちなかトーブ
団体名:まちなかトーブ
まちなかトーブは 北秋田市を拠点に活動する団体です。 市民の居場所づくりを目的に平成22年に設立しました(現在の会員数:33名)。 東日本大震災後の被災者支援、子ども食堂の運営、山林への植樹などの環境保護活動、老若男女問わず地域がつながる企画の運営、文化の発信、勉強会・ものづくりの実施など、多くの活動を展開しています。 被災者支援では、2013年に岩手県田野畑村や川内村の子供たちを北秋田市に招待し交流、その後は地元産の米やメッセージを届けるなど、現在でも交流を続けています。
同団体は3月30日(土)、31日(日)の二日間、「小松由佳 講演会・写真展/【世界の目】から見る自分らしさ」を企画。第29回あきたスギッチファンド助成事業にて、損害保険ジャパン株式会社が提供する「地域づくり支援ファンド」に採択され、北秋田市みちのく子供風土記館と北部男女共同参画センターで行うこととなりました。
講師である小松由佳さんは、秋田市出身で世界第2位の高峰であるK2に日本人女性として初めて登頂した登山家として活動後、アジア中東を旅しながらその土地の人々の暮らしを紹介する写真家に転身し、東京で暮らしながらシリア難民をテーマに取材活動をしています。
「地域社会とのつながりが薄れ、向き合う課題がさまざまある中、国際的な活動を行う小松さんの話を聞き交流することで、何か気づきや自分らしさの発見につながるようなきっかけづくりになれば」と代表の村岡さん。
講演のようす(大館会場) |
死と隣り合わせの活動から、人々の暮らしへとフォーカスを当てていくこととなった小松さんは「知ること、考え続けることが大事」と、写真を交えながら共生社会に必要なふるまいについて語りました。
写真展示のようす(大館会場) |
講演には、県内から100名以上(北秋田会場・約100名、大館会場・約20名)の来場があり、熱心に聞き入ってはうなずく姿が多く見られました。時間いっぱい質問が飛び交うなど、参加者にとって、さまざまな気づきを得られるきっかけの場となったことと思います。
参加者が質問するようす(大館会場) |
「今後も地域の種まきになるような企画をはじめ、活動を続けていきたい」と村岡さんは語ってくれました。