団体名：おむすびHouse （代表 夏井 博子さん）

　おむすびHouseは、2023年5月から男鹿駅前でフリーマーケット等を通じたにぎわいづくりを行っている団体です。設立のきっかけは、同年４月に代表の夏井さんがアースデイ男鹿を開催した際の来場者が1,200名にものぼったことで、今後も賑わい創出をしてほしいと声をかけられたことです。
夏井さんは20年ほど前から男鹿の「もったいない"人"と"物"」のご縁を結ぶフリーマーケットをやってみたいと思っていましたが、なかなかきっかけをつかめず、実施できずにいました。しかし、アースデイ男鹿の開催を通して以前から考えていた「男鹿の資源であるもったいない“人”と“物”」を掘り起こしたいと考え、個人の作品販売、フリーマーケット、キッチンカー、ステージパフォーマンス等の場を提供する「おむすびマーケット」の開催を計画しました。

　「おむすびマーケット」の開催日は毎月第２日曜日、場所は男鹿駅前ハブアゴー広場、冬場は男鹿市民文化会館やTENOHA男鹿等で行っています。また定例日の他に、男鹿市主催のイベントや企業との協働で開催することもあります。
第1回目の開催時は少なかった出店数も回を重ねるにつれて増え、多いときには30店舗を超えることもあります。現在ではSNSも出店募集に役立てています。
　出店者からは、「たとえ売上が少なかったとしてもアットホームな雰囲気を楽しめるので満足しています」「リピーターが来てくれるようになった」などの声が寄せられ、SNSのコメント欄には嬉しいメッセージが届くこともあります。
夏井さんは、一人で来られた高齢者男性が、広場のイスで周りの様子を見ながらくつろいでいる姿を見かけ、本当に様々な人に楽しんでもらえるマーケットになってきていることが何よりも嬉しいとのことです。今後ももったいない〝人〟と〝物〟がご縁を結び、街づくりと人づくりの場として末永く開催していきたいと語ってくれました。

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