団体名：田代岳を愛する会

頂上付近から９合目を見下ろしたようす

 

田代岳は大館市北西部、青森県との県境近くに位置し、白神山地に属している標高１，１７８メートルの休火山です。９合目付近に広がる高層湿原には１２０以上の池塘（ちとう）が散在し、多くの高山植物が咲き誇ることで雲上のアラスカ庭園と呼ばれており、多くの登山者に親しまれています。

令和５年７月の清掃登山のようす （写真提供・田代岳を愛する会）	令和５年１０月の清掃登山で収集されたごみは不法投棄や登山者によるもの （写真提供・田代岳を愛する会）
令和５年１０月の清掃登山にて、頂上での休憩のようす （写真提供・田代岳を愛する会）

田代岳を愛する会（会長 渡部道雄）は登山者が安全に登れるように田代岳周辺の管理を行うことを目的に平成１８年８月１１日に設立し、県立自然公園としても指定される「田代岳」の自然とのふれあい及び周辺の自然を保持する活動を行っています。

７月上旬と１０月上旬の年２回、登山希望者を募り清掃登山を実施しているほか、自然観察会、草でふさがってしまう登山道の刈払い、コース案内板整備、登山道のごみ収集、登山道の補修などを定期的に行っています。
今年度の半夏生に合わせた７月上旬の清掃登山は悪天候のため残念ながら中止となりました。

現在４０名ほどいるメンバーは、大館市をはじめとして、能代市、五城目町、秋田市、男鹿市など、県内各所の山への思いをもつボランティアによって構成されています。
「登山者に安全に登ってもらうためには、常にさまざまな訓練が必要で、直近ではロープでの救助、熊スプレーの使い方などを行った。ここ何年かはガイドのスキルアップとして、他の団体との訓練・勉強会を行ったり、花、地質、気象などの専門家を招いての様々な知識と経験を更新したりするなどしていて、常にスキルアップを図っている」と渡部会長は話してくださいました。
田代岳を愛する会はいつでも入会が可能で、年会費は個人の会員が１，０００円、団体３，０００円とのこと。申し込み書と年会費を事務局にお持ちください。

●お問い合わせ先：田代岳を愛する会 会長 渡部さん ０１８６－４２－１６４７(自宅)

令和５年１０月の清掃登山 （写真提供・田代岳を愛する会）