羽後の嫁どり実行委員会

団体名:羽後の嫁どり実行委員会(実行委員長 阿部 剛さん)

「羽後町の伝統芸能継承ワークショップ」の様子

全国的に有名な「西馬音内盆踊り」

農村で生まれ、大衆に愛される「野中人形芝居」

豊作祈願の行事として受け継がれてきた「元城獅子舞」

 羽後の嫁どり実行委員会は、羽後町に古くから伝わる伝統行事を町民はもとより全国的に広めていき、次の世代に受け継ぐことをメインに据え、若い人から年配の方までが元気に活躍できるまちにするための活動をしています。
 羽後町の伝統芸能は「西馬音内盆踊り」が有名ですが、伝統芸能の数でいうと秋田県では人口比でトップクラスの数があります。その伝統芸能が後継者不足の為に年々開催規模が縮小したり、中止になっている状況を目の当たりにし「このままだと羽後町の伝統芸能が無くなっていき、本当に何もない町になるのではないかという危機感を感じた」と事務局の泉光昭さんは語ります。
 実行委員会では、伝統的な建物だけではなく伝統的な行事や祭りの古き良きところを残し、現代の若い人たちに関心を持って参加して貰う為には現代風にリノベーションした活動が必要という考えに至りました。そこで、主に10~30代をターゲットとした羽後町の「伝統行事ポータルサイト」を制作しました。また、令和6年3月には、もっと若い世代が伝統行事に関心を持ち、継承できるようにしていくためにはどうしたら良いかを考える「羽後町の伝統芸能継承ワークショップ」を羽後町の中・高校生の希望者を対象に実施しました。参加者からは、指導してもらえれば担い手として協力したいという意見も目立ち、「小中学生、高校生の盆踊り集会を増やす」などのアイデアも出ました。
 ポータルサイトの制作やワークショップの開催についてはあきたスギッチファンドの助成金「ヨコウン つながる次世代ファンド」を原資として行われました。実行委員会では今後ポータルサイトを活用して、総合的に伝統行事に関わっていく様子や、その継承の過程や結果を紹介し、現地で行われた行事に参加できなかった人たちにも広くその様子を発信していきます。

「羽後の伝統芸能」ポータルサイトURL
https://ugoden-akita.com/

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