秋田ふきのとう県民運動

活動名:民・学・官の連携による包括的な「生きる支援」~秋田ふきのとう県民運動~(実行委員会 会長 稲村 茂さん)

ゲートキーパー養成講座の様子

事務局のみなさん

 平成18年に自殺対策基本法が施行されて以降、自殺は「個人の問題」ではなく「社会の問題」として自殺対策が推進されています。

 秋田県では、地域のつながりの希薄化、経済雇用情勢の悪化などにより自殺者の増加が課題の中、NPOなど民間団体を中心に、大学、行政等がメンバーになり、平成22年「秋田ふきのとう県民運動実行委員会」が設立されました。自殺予防活動への理解を広めるためのフォーラムの開催や自殺予防街頭キャンペーン、身近な人の悩みに気づき必要な支援先につなぐ人材(ゲートキーパー)の育成など、誰も自殺に追い込まれることのない秋田県の実現を目指し、生きる支援に取り組んでいます。
 この活動の輪は全県に広がり、今では個人や企業を含め会員数は168に上ります。「秋田の活動の特徴は民間主導であること。地域に一番近い民間団体が身近な人に手を差し伸べることで自殺率の低下にもつながった」と事務総長の佐藤久男さん(NPO法人蜘蛛の糸 理事長)は語ります。
また長年ゲートキーパーの養成講座にも力を入れた結果、受講者数は昨年1万人に達しました。現在は会の役員が講師となり、地域や生活の中で生かせる内容のほか、職場のメンタルヘルスに役立てられるものなど充実しています。「養成講座は誰でも受講しやすい内容になっています。家族や身近な人の不調に気づくためにもぜひ多くの人に受講してほしい」と事務局は呼びかけています。
 近年では若い世代の自殺が増加傾向にあることも懸念されています。9月10日から16日は自殺予防週間です。秋田ふきのとう県民運動では、一人ひとりの小さな気づきが支えあう輪に繋がり、秋田で暮らす誰もが安心して暮らせる社会を目指し活動を続けています。

県央情報誌(かだれ)令和7年8月号に掲載された記事です

 

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